「軽自動車の年間維持費ってどのくらい!?」
「どうやって計算すればいい!?」
セカンドカーとしては勿論のこと、最近ではメインの車としても選択肢になる軽自動車。「安いけどチープ」そんな軽自動車のイメージはもう過去のものですね。
車体価格は上がっていますが、走り/質感/維持費/コンパクトなサイズ感/個性など、魅力的な世界が広がっています。
管理人もセカンドカーは9年軽自動車ですが、気軽な使い勝手と維持費の安さに大満足。次買い換える時も軽ですね^^
そんな軽自動車の気になる維持費のリアルをまとめました。
目次
軽自動車の年間平均維持費の項目と金額の考え方
まずは結論から。
軽自動車の年間平均維持費は約22.3万円
検討項目は以下10点です。
対応が必ず必要な項目と、使用状況により変動するものに分類しました。
①法律により必ず対応が必要なもの
- 自賠責保険
- 自動車税
- 車検
- 定期点検
②使用状況によって変動するもの
- 任意保険
- ガソリン代
- メンテナンス(消耗品)
- スタッドレスタイヤ
- 駐車場代
- 車のローン
それでは一つずつ詳細に見ていきます。
法律により必ず対応が必要なもの
自賠責保険 12,535円/年
事故時の被害者の救済を目的として法律で加入が義務付けられている保険
契約期間は選択性で長期契約すると割安になります。
契約月数 | 保険料(円) | 1年換算(円) |
---|---|---|
12 | 15,130 | 15,130 |
13 | 15,960 | 14,732 |
24 | 25,070 | 12,535 |
25 | 25,880 | 12,422 |
36 | 34,820 | 11,607 |
37 | 35,610 | 11,549 |
基本的には2年に1度の車検のタイミングでの更新となるので、契約期間も2年が一般的。
沖縄や離島の場合は金額が1/2〜1/5に軽減されます。
自動車税 7,200円/年
毎年4月1日時点の車両の所有者に課される税金
金額は車両の登録年数や経過年数により以下に分類。
- 2015年4月1日以前に新車登録
→7,200円/年 - 2015年4月1日以降に新車登録
→10,800円/年
最初の新規検査から13年を経過した場合は「経年車重課」として税金20%税上乗せです(泣)
2016年4月1日以降に新規検査から13年以上経過すると12,900円になります。。。
増えてばっかの税金。贅沢で乗ってる訳じゃないんだから2台目所持とかなら減税してほしいです。
車検 50,120円/年
大きく以下の項目があります。どこで受けるかにより多く差が出ます。ここでは管理人のディーラーでの金額を記載。
項目 | 金額[円] | 内訳 |
---|---|---|
保安確認検査費 | 9,720 | ー |
検査代行手数料 | 9,180 | ー |
定期点検費用 | 15,660 | ー |
整備費用 | 32,890 | 部品代13,666円 工賃19,224円 |
法定費用 | 32,770 | 重量税6,600円 自賠責25,070円 印紙代1,100円 |
合計 | 100,240(税込) | ー |
先述したように自賠責保険は車検のタイミングで更新されています。それにしても高い(泣)
整備費用の詳細項目は後述「メンテナンス」に記載。
ユーザー車検ができれば半額近くで済みそう^ ^;
定期点検 7,696円/年
毎年実施が義務付けられている法定点検
車検のタイミングで実施する2年点検と、その合間に実施する1年点検があります。この項目も金額は場所により異なります。
1年点検で、車検と同じく管理人のディーラーでの金額を記載。
項目 | 金額[円] | 内訳 |
---|---|---|
定期点検費用 | 9,720 | ー |
整備費用 | 5,672 | 部品代3,836円 工賃1,836円 |
合計 | 15,392(税込) |
整備費用は、管理人の場合エンジンオイルの交換だけです。
使用状況によって変動するもの
任意保険 43,260円/年
自賠責保険でカバーできない部分を保障するための保険
任意とは言え加入はマストですね。対人対物に対する保障は「無制限」が基本です。
任意保険は内容により金額が大きく変わりますが、ここでは以下条件にてアクサダイレクトで見積りをしてみました。インターネットで簡単に出来ます。
項目 | 内容 |
---|---|
所有者 | 契約者本人 |
用途 | 自家用車 |
主な用途 | 通勤通学 |
年間走行距離 | 5,000~10,000km |
年齢 | 26歳 |
免許証の色 | ブルー |
保障対象年齢 | 26歳以上 |
対人対物 | 無制限 |
見積り結果は、43,260円/年
上記条件では車両保険無しですが、追加すると一気に81,340円に跳ね上がります!!
任意保険は車両保険の有無で金額に大きな差が出ます。あなたの内容で見積れば更に精度よく金額を算出できます。是非トライしてみて下さいね。
管理人は東京海上日動を利用していますが、年間の保険料は18,000円程です。年齢や等級、団体割引有無などでも大きく変わります。
ガソリン代 100,800円/年
燃費はどんどん改良されていきますね。
算出に必要な項目は以下3つ。
- 年間走行距離
- 乗りたい車の平均燃費
- ガソリン価格
10,080km÷15km/L×150円=100,800円/年
当然ここは車種や乗り方、走行距離によって大きく変わります。ちなみに管理人の場合は…
3,744km÷15km/L×140円=34,944円/年
※管理人のメインの通勤手段は年間通してバイクのため走行距離少ないです(笑)
気になる車両の平均燃費は「車種 平均燃費」などで簡単に情報収集できます。
メンテナンス(消耗品) 1,670円/年
走る以上消耗品も当然あります。年数が経過するほど該当する部品も増えてきます。ここでは厳しめに7年目を迎えた管理人の車の車検時の数値と項目を紹介。
- エンジンオイル&フィルター
- ブレーキオイル
- エアコンエレメントフィルター
- リヤドラムブレーキ点検
- バッテリー
バッテリー以外は「車検」の「整備費用」で計上してあります。バッテリーは6年保ち交換。部品代は10,000円なので上記金額になります。
スタッドレスタイヤ 11,750円/年
積雪のある地域の場合は考慮しましょう。
タイヤ&ホイールセットで相場は35,000円、寿命を4年、交換費用は3,000円で仮設定。
駐車場代 12,000円/年
該当する方は考慮しましょう。都市部と地方で大きく差が出ますので省略します。
ちなみに管理人が借りていた頃は1,000円/月だったのでそれを計上しました。
車のローン
該当する方は考慮しましょう。ここは人によるので省略します。
合計すると
こうなります。
項目 | 金額[円] | 備考 |
---|---|---|
自賠責保険 | (12,535) | 車検費用に包含 |
自動車税 | 7,200 | 2016年4月前登録想定 |
車検 | 50,120 | 管理人の数値を使用 |
定期点検 | 7,696 | 管理人の数値を使用 |
任意保険 | 43,260 | 想定の値を使用 |
ガソリン代 | 100,800 | 想定の値を使用 |
メンテナンス(消耗品) | 1,670 | バッテリーのみ。その他は車検&定期点検に包含 |
スタッドレスタイヤ | 11,750 | 想定の値を使用 |
駐車場代 | ここでは想定せず | |
車のローン | ここでは想定せず | |
合計 | 222,496 |
222,496円/年となります。ちなみに管理人の場合は139,726円/年。
差額は管理人の主な移動手段がバイクである事によるガソリン代ですね。
今回の見積りは厳しめの条件設定です。
条件次第で差が大きく出ますので、自分の想定に合わせて計算してみましょう!!
まとめ
- 軽自動車の年間平均維持費の確認項目は10個
- 年間平均維持費は22.3万円
- 自分の条件に合わせて算出するのが大切
都会ではカーシェアリングなども普及しつつありますが全国的に広まるのはもう少し先の話になりそう。
日常の買い物や送迎などの使い勝手や維持費を考慮すると、やっぱり軽自動車は魅力的。維持費が安いので管理人のように「メインはバイクだけど車も必要」な人にも対応できる適応力も素晴らしい。
実はバイクと2台持ちしても車一台に対し維持費はあまり変わらない事実をまとめた記事は以下。
自分のライフスタイルに合わせた、賢く楽しいカーライフを送りましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。